6/3-4 【党】東日本大震災復興加速化本部 福島出張

公明党東日本大震災復興加速化本部(事務局長=高木陽介)として、東京電力福島第1原発(福島県大熊町、双葉町)の構内を訪れ、廃炉作業やALPS(多核種除去設備)処理水の海洋放出に向けた進捗状況を確認した。同県内での視察と合わせ、今後、自民党と共に政府に提出する予定の復興加速化に向けた第12次提言に反映させていく。
また一行は、昨年9月に東電敷地内に設立された日本原子力研究開発機構の分析・研究センターを訪問。同センターは独立した第三者機関として、処理水や廃棄物の透明性を保った分析などを目的に設置され、担当者は今年3月から処理水の分析に着手していることなどを説明した。
1~4号機の原子炉建屋を俯瞰する高台では、1号機建屋を覆う大型カバーの設置作業や、炉心溶融で溶け落ち固まった核燃料(燃料デブリ)の取り出しに向けた現状を確認した。
更に、復興に向けた現場の声を探るため、内堀雅雄知事や双葉郡の8町村長らと相次ぎ懇談。交流人口の増加による風化防止や帰還を願う住民らを引き続き支援するよう要請を受けた。

2023年06月03日