6/23 【党】東京電力福島第1原発視察 党東日本大震災復興加速化本部
党東日本大震災復興加速化本部(本部長=井上義久幹事長、事務局長=高木陽介)として、東京電力福島第1原発(福島県大熊町、双葉町)構内を視察し廃炉作業の進捗状況を調査した。案内頂いた東電の廃炉・汚染水対策最高責任者の小野明氏から、除染作業や地表面のフェージング(舗装)によって作業員の労働環境が改善され、構内面積の96%で防護服と全面マスクの着用が不要になったこと。また、同原発1~4号機の原子炉建屋周辺の土壌を凍らせて地下水の浸入を防ぐ凍土遮水壁により、1日に520トン発生していた汚染水が、同140トンにまで減少しているとの説明があった。視察では高台から1~4号機の原子炉建屋を展望し、廃炉の進捗状況を調査。3号機の使用済み核燃料プールから燃料を取り出すためのカバーが設置されたことなどを確認し、凍土壁の内側と外側に掘られた穴を見比べて地下水の有無をチェックし、遮水効果があることも確かめた。視察後「汚染水対策も進んでいる。被災地の皆さんが安心できる作業を今後も続けてもらいたい」と話した。